uhh...yeah, so what?

低賃金で1年頑張ってみようと試み中

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P2の。
でも、やっぱ皆既日食があるから、そっちのネタで。
私は見ませんけどね、見たいけど。
場所が悪いんだ・・・太陽が見えない所に住んでるから。

以下、P2+天の小話。
ヒロインも先生もいないよ!

「会期日直って、何だ?」

唐突な天十郎の質問に、慧は脳を活性化させる。
しかし、彼が何を言いたいのか、答えが出ずにいた。

「成っちょ、皆既日食のことが言いたいわけ?」
「おお、それだそれ!で、何なんだよ、それって?」

那智が訂正して、ようやく慧にも意味が伝わる。
それから、慧は大きなため息を吐いた。

「それくらいのことも分からないのか・・・」
「分からねぇから聞いてるんだろうが。それとも、お前も分からねぇのか?」
「僕に分からないことは無い!」

つまり、と感情的になった自分の気持ちを抑えながら慧は説明した。

「普段は重なることがない月が太陽に重なって見える時のことを皆既日食と言うんだ」

本当はもっと詳しい説明が必要ではあるが、彼はそこで止めておいた。
それ以上言っても、天十郎に意味が伝わるとは思えなかったからだ。

「へぇ、それってそんなに珍しいことか?」
「当然だ。日食とは時期と場所が限定される。それが、今回は部分的にとはいえ、月と太陽が重なるのを一般人が移動せずとも見れるんだから、見なければ損だろう」

もちろん、この僕も見届けたいと思っている。
そう付け加えると、興味無さそうに天十郎が言った。

「ふうん。見たけりゃ、いつでも見に行けばいいのにな」
「普通の人達は、成っちょみたいに自由に動く手段すら持ってないんだって」
「そういうことだ。しかし・・・やはり、緊張するな。狼が襲来するのを見るのは」
「・・・は?どういうことだよ?」

あ、と那智が思った時には遅かった。
天十郎を馬鹿にして笑う慧が自信満々に答える。

「知らなかったのか?天文学的には日食について証明はされているが、古代人は本当に大きな狼の影が太陽を食べるところを見たという記録があるらしい。だが、その狼は見える人にしか見えないらしくてな・・・一度でいいから、僕は見えるかどうか試してみたかったんだ」

兄さん、まだ信じてるんだね、俺が那智文庫に書いたこと。
それが嘘だと那智は分かっていても、兄のその姿を愛らしいと思って終わらせてしまう。

「嘘くせぇな・・・本当に出るのかよ、狼が?」
「出ているんだ!ただ、一般には見えないから、知られていないだけで・・・」
「だったら、お前は見れるって言うのかよ?」
「それを試すために、見るって言っているだろう!」
「よおし、それならオレ様も見えるかどうか試してやるよ!千たちも呼んで見てやろうじゃねぇか!」
「ふん。貴様達に見えたら、この世はまさに終わりだな」
「んだとお!?」

また始まってしまった喧嘩を楽しそうに那智は見守っている。
そして、彼は今から慧が狼を見れなかったことで落ち込んだ際、どう慰めるべきかを考え始めた。



(那智文庫は、童話が多かったんで・・・昔の人が日食についてどう思っていたか、というのもある意味、ファンタジー要素あるよね?と思ったら、こんな話が浮かんでしまった。ごめん、慧。これでも、一応本命なんだ、君は)
2009.07.22 00:01 | 更新履歴 |
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